イタリア語の魅力を探るための考察
その5.イタリア語は音声言語(la lingua fonetica)と言われています。
即ち、L'italiano si legge come si scrive.: イタリア語は書いてある通りに読むと言われていますが、「s」「z」の二つの子音が、発音上濁るか濁らないかが問題となります。
「s」について:
1.濁らない「s」→ s sorda
ダブル「s」は濁らない osso missione professore
単語の頭で母音の前にある「s」 santo sinisdtro suono senso solo
無声子音(c,f,p,q,t)の前にある「s」 scarso sforzo speranza storia
子音の後に来る「s」 pensiero falso corsa
語尾の「s」 gas
2.濁る「s」→ s sonora
有声子音(b,d,g,l,m,n,r,v)の前にある「s」 sdegno sbaglio svelare
母音に挟まれた「s」は濁ることが多い rosa inglese francese cosa
「z」について:
1.濁らない「z」→ z sorda
単語の頭で続く音節が無声子音(c,f,p,t)で始まる場合の「z」 zoccolo zappa zitto
子音「l」の後ろに来る「z」 calzare alzare
ia, ie, io の前の「z」 zio agenzia spezie grazie Lazio 2. 濁る「z」→ z sonora
二重母音の前の「z」 zaino
単語の頭で続く音節が有声子音(b,d,g,l,m,n,r,v)で始まる場合の「z」 zerbino