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イタリア語の魅力を探るための考察 その3. 重複子音

イタリア語の魅力を探るための考察
その3:重複子音(le consonanti geminate)



イタリア語がロマンス語の中でとくに愛されるのは、その音楽性にあると言われています。それを特徴づけるものの一つには、単語の中に同じ子音が二つ続くこと(consonanti geminate) が多々あるという点です。これはラテン語から由来するもので、他のロマンス語にも存在しますが、書かれてはいてもその通りには発音しません。
唯一イタリア語だけがこの重複子音(consonanti geminate) を発音します。言い換えれば、二つ分の時間をかけて発音するということです。

皆さんにお馴染みの単語を挙げてみます。
[ ] の中は発音記号ですので、しっかり発音してみてください。
Mozzarella [moz-za-rel-la]
pizza [piz-za]
spaghetti [spa-ghet-ti]
focaccia [fo-cac-cia]
risotto [ri-sot-to]
tortellini [tor-tel-li-ni]
fettuccine [fet-tuc-ci-ne]
pubblico [pub-bli-co]
macchina [mac-chi-na]
cattedra [cat-te-dra]