イタリア在住のジャーナリスト内田洋子さんが企画・翻訳した『デカメロン2020』
ヨーロッパで最初に新型コロナウイルスが蔓延し、非常事態宣言の発動されたイタリア。その「コロナ禍」で各地に住む17歳から29歳の若者たち24人が綴った日々の記録、耳を澄ませ、見て、感じて、触れた日々を書き留め、コロナ禍のイタリアで人々の気持ちや生活はどう変わっていったのか世の中の光景と人の声をまとめ未来へ伝えるために、クラウドファンディングで約270人が支援し出版されました。
中世のイタリアで猛威を奮ったペスト禍に書かれたジョヴァンニ・ボッカッチョの古典『デカメロン』の現代版として書籍化された『デカメロン2020』について、内田洋子さんは「時代を切り取った貴重な資料。後々、演劇などの創作に昇華させてもらえれば」と語っています。私は、この本を手にしたことで、先の見えない不安な日々を共有する若々しい仲間から、様々な生活のアイディアと力を得ています。
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