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イタリア語の魅力を探るための考察 その1. 主語人称代名詞

イタリア語は多くの場合、動詞の変化形によって主語が分かるため、主語の人称代名詞はつけません。
Vado al supermercato. (私は)スーパーマーケットへ行きます。

ところが通常はつけない主語を、敢えて言うケースが<3つ>あります。

1)動詞の前に主語をつける:主語を限定する。
Io vado al supermercato. (per quanto riguarda me)
私は スーパーマーケットへ行きます。
Lui torna a casa, tu cosa fai?
彼は 家に戻るけど、君は どうする?
Noi arriviamo alle 10, voi quando arrivate?
私たちは 10時に到着するけれど、君たちは 何時になる?

2)動詞の後に主語をつける:主語を強調する。(io の場合は gentilezza)
Vado io al supermercato. (e non tu per esempio)
(君ではなくて)私が スーパーマーケットへ行きます。
Ti passo a prendere io. (informazione piu' importante)
私が 君を迎えに行きます。
Ci penso io!
私が それについて考えます!⇒ 私に任せてください!

3)接続法の変化形による曖昧さを避けるため主語をつける。
Penso che tu abbia capito. (per evitare ambiguita' del congiuntivo)
君は 理解したと思う。
この tu を入れないと通常は、彼/彼女が主語だと思われてしまいます。
Penso che (lui/lei) abbia capito. (solitamente significa)

出典:Podcast Italiano